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住まいと暮らしのあれこれ NEW 2025.11.13
センサーで侵入者を感知 火災監視や非常通報も
近年、特殊詐欺や闇バイトによる犯罪の増加を背景に、全国各地で強盗事件が発生しています。
特に一戸建て住宅は共同住宅と比較して狙われやすく、生け垣やブロック塀で人目につきにくかったり、数日間旅行で留守にしていたり、防犯対策が十分でなかったりする住宅は、侵入されやすい状況です。
セコム山梨によると、一般住宅を狙った侵入犯罪は、手口の巧妙化・悪質化が見られることから、これまでの防犯対策をより強化していくことが必要です。
玄関ドアや窓の防犯力を高めることが家全体の防犯力の向上に直結するので、まずは施錠を徹底しましょう。
「防犯カメラや防犯砂利の設置も勧めており、防犯ガラスや防犯フィルムは災害時にも役立ちます」と同社の担当者はアドバイスしています。
この数年で一人暮らしの高齢者世帯のほか、マイホーム新築やリフォームのタイミングでホームセキュリティーを導入する家庭が増えています。
同社では、犯罪の抑止と被害の最小化のため、「防犯」「火災監視」「非常通報」に重きを置いています。
「防犯」では、玄関ドアや窓に取り付けるワイヤレスのマグネットセンサーと、廊下や居室など室内の壁面や天井に設置する空間センサーで侵入者を感知します。
「火災監視」は、火災報知器が煙や熱を感知すると自動通報するので、留守中の火災にも対応。
危険を感じた場合に非常信号を送信できる「非常通報」は、音が鳴らない非常ボタンを使えるので、静かに助けを呼ぶことができます。
オプションで救急通報や「安否みまもりサービス」も付けることができ、スマートフォンアプリでカメラ映像や警備状態の確認が可能。
子どもの帰宅も通知され、離れていても家族を見守ることができます。
コントローラーや各種センサーは、既存の住宅にも設置可能ですが、配線の露出を少なくするための工夫が必要となります。
新築の場合は、機器の設置場所や配線などを調整できるため、設計の段階でアドバイスをしています。
同社は「ホームセキュリティーは、犯罪を完全に防げるものではありませんが、万が一の際に被害を最小限に抑える効果があり、導入することで安心感が生まれます。暮らしやすさとセキュリティーのバランスが大切なので、お客さまのニーズに合わせてご検討ください」と呼びかけています。