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はじめての家づくり NEW 2025.11.14
コスパ、タイパ、スぺパ… 「○○パ」な家づくりで満足度アップ!
マイホームの購入は、人生で大きな買い物の一つです。
満足度の高い家選びをしたいものですが、最近では「コスパ(コストパフォーマンス)」「タイパ(タイムパフォーマンス)」「スぺパ(スペースパフォーマンス)」などという言葉がはやり、お金、時間、空間の満足度を重視する傾向にあるようです。
コスパ、タイパ、スぺパを実現するためのポイントを専門家に聞きました。
満足度の高い家選びをしたいものですが、最近では「コスパ(コストパフォーマンス)」「タイパ(タイムパフォーマンス)」「スぺパ(スペースパフォーマンス)」などという言葉がはやり、お金、時間、空間の満足度を重視する傾向にあるようです。
コスパ、タイパ、スぺパを実現するためのポイントを専門家に聞きました。
天井高を生かした間取り、デッドスペースの活用も
建築材料の高騰などにより、住宅の価格が高くなっている中、いかにコンパクトに、さまざまな希望を詰め込むかが、「スぺパ」や「コスパ」を上げるポイントになります。
檜家(昭和町西条)の担当者によると、狭い部屋を広く見せ、スペースを有効活用する考え方として、
1.天井を高くする
2.余計な廊下を作らない
3.複数の用途を持たせる
4.デッドスペースを活用する
などを挙げています。
小屋裏部屋を設ける
本来デッドスペースになってしまう天井裏に小屋裏部屋を設けることで、収納スペースやシアタールーム、子どもの遊び部屋などとして活用できます。
設置する場所は、二階建てであれば二階の天井裏、平屋であれば一階の天井裏です。
小屋裏部屋の天井高を140㎝以下に抑えることなどの条件を満たせば、固定資産税がかからないという「コスパ」のメリットもあります。
設置する場所は、二階建てであれば二階の天井裏、平屋であれば一階の天井裏です。
小屋裏部屋の天井高を140㎝以下に抑えることなどの条件を満たせば、固定資産税がかからないという「コスパ」のメリットもあります。
「天井高を生かして半地下や中二階を作ることも可能ですが、高低差を考慮した設計ができる業者を選ぶことがカギになります」と同社の担当者。
ただ単に「段差のある家」にならないように、一つの空間としてまとめられる設計力が必要です。
ただ単に「段差のある家」にならないように、一つの空間としてまとめられる設計力が必要です。
天井高を生かした間取りにするには、家全体の断熱性能を上げることも大切です。
大きな吹き抜けを作ることで一階と二階の温度差がなくなり、間取りの自由度がぐっと上がります。
さらには各部屋に冷暖房設備を置かずにすむので、月々の光熱費を抑えるコストメリットも見込めて「コスパ」も向上します。
複数用途で効率化
余計な廊下を作らず、複数の用途を持たせるアイデアとしては、クローゼットをウオークスルーにして収納しながら通路として使う事例があります。
クローゼットを通ってランドリールーム、洗面、バスルームに回遊できるような間取りにより、「スぺパ」だけでなく、家事動線の効率化が図られて「タイパ」にもつながります。
クローゼットを通ってランドリールーム、洗面、バスルームに回遊できるような間取りにより、「スぺパ」だけでなく、家事動線の効率化が図られて「タイパ」にもつながります。
可動式の本棚を部屋の仕切りに使うことなども、複数の用途を持たせた「スペパ」につながるアイデアの一つです。
デッドスペースになりがちな場所については、例えば書斎のカウンター上部、トイレの扉の上、ランドリースペースのカウンター下などが挙げられ、収納スペースなどとして活用できます。
同社の担当者は「コスパ、タイパ、スペパのアイデアはさまざまありますが、家族構成や生活スタイルによって何を採用するかは異なります。具体的な要望が浮かばなくても、日常の困りごとをピックアップしておき、相談してみてください。アイデア出しはプロに任せるのもお勧めです」とアドバイスしています。