• はじめての家づくり NEW 2025.11.14

コスパ、タイパ、スぺパ… 「○○パ」な家づくりで満足度アップ!

マイホームの購入は、人生で大きな買い物の一つです。
満足度の高い家選びをしたいものですが、最近では「コスパ(コストパフォーマンス)」「タイパ(タイムパフォーマンス)」「スぺパ(スペースパフォーマンス)」などという言葉がはやり、お金、時間、空間の満足度を重視する傾向にあるようです。
コスパ、タイパ、スぺパを実現するためのポイントを専門家に聞きました。

リノベーションで費用抑える 

マイホームの選択肢として、中古住宅を購入してリノベーションする方法があります。
一般的に新築物件を購入するよりもコスパやタイパが良いとされ、新築住宅価格が高騰している昨今は特に若い世代に人気が高いそうです。
リノベーションを多く手掛けるイロハクラフト(韮崎市中央町)の千葉健司代表によると、中古住宅の状態にもよりますが、基礎や構造が使える場合のフルリノベーション費用は、新築比で1~2割安く抑えられるメリットがあり、「コスパ」が上げられます。
人気のリノベーションはコスパやタイパも実現可能

経験豊富な業者選んで

リノベーションには、内装や設備など一軒丸ごとリノベーションを行う「フルリノベーション」のほか、リビングのみ、水回りのみなど建物の一部分に絞る「ポイントリノベーション」、決められた予算内で可能な限りリノベーションを行う「パッケージリノベーション」があります。
最近は中古物件市場が活況で、良い物件ほどすぐに売れてしまうこともしばしばです。
中古物件探しからスタートするリノベーションの場合、工事プランの決定や見積もりのスピードが重要になってきます。
千葉代表は「リノベーションのプランが見えていると、購入の判断材料になります。
弊社では初回の打ち合わせの際にラフプランと見積もりを提案することで、物件購入までの『タイパ』を実現しています」と話します。
リノベーションの住宅例
リノベーションでは、いざ壊したらシロアリだらけだった、骨組みの劣化が激しかった―など想定外のトラブルに見舞われ、追加費用が掛かってしまうケースもあります。
トラブルを最小限に抑えるためにも、リノベーションの施工事例が多く、経験やノウハウを持つ業者を選ぶことも「コスパ」につながる重要な要素です。
リノベーションの住宅例
リノベーションの住宅例

DIYにチャレンジ

DIYでコストを抑えることも「コスパ」の手段として有効です。
壁や天井、床の塗装、水回りのタイル貼りなどはDIYが可能で、コストを抑えるだけでなく、愛着がわいて長く大切に使うきっかけづくりや思い出づくりにもなります。
DIYはコストを抑えるだけでなく思い出づくりにも

『良いとこ取り』の規格住宅

一方、新築住宅は、間取りからデザインまでフルオーダーで行う「注文住宅」、すでに建っている住宅を購入する「建売住宅」などが一般的ですが、千葉代表はコスパが高い住宅として、ある程度決められた規格住宅に間取りや外観のカラーなどを決められる「セミオーダー住宅」を勧めています。
千葉代表は「セミオーダーは、フルオーダーと建売の『いいとこ取り』ですが、大手メーカーのフランチャイズの規格住宅の場合、余計な費用が掛かってしまうケースもあります。
自社設計のオリジナルの規格住宅を選ぶと自由度も高く、コスパも良いので参考にしてみてください」と話しています。
セミオーダー住宅でコスパアップ!

失敗しないシタク