• はじめての家づくり NEW 2026.07.17

初めての家づくり ポイントは? 

知識得て基準づくりを

多くの人にとって住宅購入は、人生で一度きりの大きな買い物です。
「後悔しない家づくり」をモットーに、相談業務やセミナー、住宅会社の紹介などを行っている家づくり学校甲府校(甲府市丸の内2丁目)の門田章さんに、家づくりの進め方のポイントなどを聞きました。

家づくりの進め方について相談に応じる門田章さん=家づくり学校甲府校

家を建てた後、「こんなはずではなかった」と後悔したくありませんが、実際には「後悔している」と感じている人は7~8割いることが同社の調べで分かっています。
後悔の多くは、知らずして選択してしまったことに原因があるとされます。
門田さんは「予算立ての方法や住宅会社の特徴、住宅の性能など基本的な知識を得て、予算や希望など家を建てる上での自分たちの家づくりの基準を作りましょう」と呼び掛けています。

まずは、無理のない予算立てから始めます。
「予算立てと資金計画は意味合いが違います」と門田さん。家を建てるには、建物代、土地代のほかに、登記費用や各種手数料などの諸費用が400万円程度かかります。
予算立ては、住宅会社に行く前に、自己資金と親などからの援助資金、無理のない借入額を足して出る、支払うことができる全体の「総予算」を決める作業です。
一方、資金計画は住宅会社から提案された見積もりに対して「どう支払うか」を考える資金繰りの計画のことです。

予算立てなどについて学ぶセミナーの様子


「生涯コスト」抑える

家づくりを始めると、目先の建設費に目が行きがちですが、最近は建設費用が上がっても、住み始めてからかかるお金である「ライフサイクルコスト」を抑えるという考えがトレンドです。
門田さんは「住んでいる間にかかり続ける光熱費や建物の保全・修理費用などのライフサイクルコストから見れば、建設費は氷山の一角にすぎません」と説明。
エネルギー価格が高騰している近年、山梨の夏の猛暑や冬の厳しい寒さを踏まえて断熱・気密性能を高め、少ないエネルギーで快適に過ごすための家づくりを勧めています。

そのためのキーワードとして挙げられるのが、断熱性能だけでなく気密性能や換気、空調計画、太陽光発電、パッシブデザインなどです。
このうち、断熱性能を見極める基準は、断熱性能等級や建物から逃げる熱量を表す「Q値、UA値」などがあり、国が推奨する断熱性能の高い「断熱等級6」以上を目指すと良いでしょう。


「体感」を重視して

家づくりの基本知識をつけるだけでなく、実際に建てられた家の体感比べをすることも大切です。
「百聞は一見に如かずで、知識を付けた後に実際の家を体感してみることで、自分たちがどんな家づくりを目指すのかという基準が見えてきます」と門田さん。
家づくりの基準とは、部屋ごとで温度差のない快適な温熱環境はもちろん、自分たちにとっての必要面積、デザインセンスや家事動線の取り方、心地よい素材感や澄んだ空気感といったことから造り手の思いまで、さまざまな視点で検討することが大切です。

門田さんは「家づくりの基準ができれば、自分たちで住宅会社を選んでいけるようになります。住宅会社を選ぶことが大切ではなく、基準を作ることが重要。
基準作りで悩んだら、相談してください」と呼び掛けています。

相談業務やセミナー、住宅会社の紹介などを行っている家づくり学校

家づくり学校甲府校は8月1、9、15、23、29日、いずれも午後1時~同4時、甲府市丸の内2丁目の同社で、家づくりセミナー「住宅会社の見極め方 違いと価格ズバリわかります!」を開きます。
申し込み、問い合わせは同社、電話055(267)7622。


【DATA】

家づくり学校甲府校

山梨県甲府市丸の内2-14-13 ダイタビル3F
10:00~18:30
火曜定休
電話 055-267-7622

https://school.stephouse.jp/school/kofu/

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