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ジタクのシタク塾 NEW 2025.07.19
売りたい! <空き家の販売体験談>中央市・Nさん 特集・山梨の空き家の利活用 現状は?

原材料高で新築住宅の販売価格が上がっていることなどを背景に、中古住宅への関心が高まっています。
特に最近は、空き家を購入してリノベーションをする方法が注目を集め、DIYを楽しみながら理想のわが家を手にする人も増えています。
一方で全国的に空き家の増加が社会問題化しており、山梨県内でも住宅総数に占める空き家率は20%を超えています。山梨県内の空き家の状況や利活用の現状などについて調べました。
わが家の〝終活〟 元気なうちに

中央市大鳥居のNさんは、築70年を超える自宅の売却準備を進めています。
義父から約1800㍍の敷地にある母屋、蔵、庭などを引き継ぎ、妻と二人で暮らしていますが、以前、曾祖父が所有していた土地の相続で苦労していた経験から、「県外に住む子供たちに同じ思いをさせたくない」と手放す決意をしたそうです。
Nさんは「空き家になる前に有効に活用してほしい」と、知人の紹介で建築設計事務所のSHOEI(甲府市古府中町、大原勝一社長)が運営する「空き家Re+Birth やまなし空き家再生マッチングサイト」に登録。
引き取り先を探しながら、今後は少しずつ家の片づけを進めるそうです。
Nさんは「私たちが住めなくなってしまったら、空き家になって、草だらけになって…地域の人にも迷惑がかかってしまいます。すぐに買い手は見つからないかもしれませんが、終活として自分が元気なうちに着手できてよかったです」と話しています。
空き家Re+Birthのサイトは >>> https://r-shoei.com/
SHOEI 大原 勝一社長のコメント
素晴らしい眺望と肥沃な土壌も魅力的なNさん邸は、オーベルジュなどとして活用するのも良いかと思います。
サイトを通じてその魅力を伝え、次代に引き継いでいきたいと考えています。
