• ジタクのシタク塾 2025.03.19

断熱窓で暮らし快適に 光熱費の節約効果も

夏暑く冬寒い山梨県の気候の中で、快適で過ごしやすい暮らしを実現するために、家屋の断熱には気を配りたいところです。壁や屋根など大規模なリフォームをしなくても、断熱性能を高めることができるのが窓です。サッシ・ガラス販売や窓のリフォームを手がけるクリア(甲府市青沼2丁目)に、断熱窓の特徴や補助金制度などについて聞きました。


住宅の中で熱の出入りが最も激しいのが窓です。サッシメーカーの試算によると、夏の冷房使用時に開口部である窓から熱が入ってくる割合は住宅全体のうちの約7割、冬の暖房使用時に窓から熱が出ていく割合は約5割に達します。健康で快適に日々の生活を送るために窓の役割を見直すことは大切で、窓の断熱性能を上げることで年間を通して冷暖房費を低く抑えることもできます。担当者は「窓を重要視することで、暑さと寒さの両方に対して効率よく対策することができます」と話します。


内窓、外窓交換で効率アップ

1枚ガラス入りのアルミサッシの場合、断熱性能に乏しく、結露しやすいという欠点があります。一方、内窓を設置することでサッシと内窓の間に空気の層をつくることができ、夏場は外の熱を遮断して室内の温度の上昇を抑え、冬場は冷気を通さず室内の暖かい空気を逃しにくくすることができます。

内窓を施工するクリアのスタッフ。
内窓設置は簡単に作業でき、補助金の対象にもなる

 また、内窓に入れる複層ガラスにはガスを入れたり、真空にしたりすることで断熱性能をさらに高めることができる商品もあります。内窓は施工費用も抑えられ、1日で家屋の全ての窓に設置することができることも魅力です。そのほか、既存サッシの窓枠を残して新たな窓を取り付ける外窓交換もあり、担当者は「サッシが樹脂製であればさらに断熱効果も高まり、外観のグレードもアップします」と説明します。


最大200万円の補助金

現在、国では既存の住宅の省エネ化を進め、エネルギー費用の負担軽減や住環境を快適にするために断熱窓へのリフォームに対する補助金制度を創設しています。内窓の設置や外窓交換など高い断熱性能を持つ窓への改修に関わる費用のうち、1戸あたり200万円を上限に、費用のおよそ半分を補助するものです。

制度では、各メーカーの商品の断熱性能ごとにA、S、SSの3つのグレードに分けられ、ガラスとサッシの面積により補助単価は異なります。補助を受けるためには制度に登録した事業者が施工し、事業者が補助金の申請をします。その後、住宅所有者などに補助金が支給される仕組みです。

交付申請期限は、2025年12月までで、予算の上限に達すると終了します。すでに補助金の対象となる工事期間に入っているので、補助金を活用して工事をしたい場合は事業者に確認する必要があります。担当者は「補助金制度を知らない人が多くいます。制度を多くの人に活用してほしいです」と話します。 

さまざまな窓の悩みに対応するクリア=甲府市青沼2丁目

同社では窓の防災、防犯化にも力を入れていて、特殊な構造でガラスが簡単に割れない商品も提案しています。担当者は「窓は家の外と中を仕切るただのガラスではなく、人々の暮らしの悩みに直結するものです。窓にこだわることで、安心で快適な住みやすい生活につながります」と話しています。

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