• ジタクのシタク塾 2022.11.25

モデルハウスってどんなところ?  マイホームのイメージつかめる 暮らし方のヒントも満載

モデルハウスを見学することは、家づくりのステップとして写真だけでは分からないイメージをつかみやすく、さまざまなヒントを得られます。
総合不動産会社エスティケイ(甲府市飯田2丁目)の住宅部ハウスナビゲーターの雨宮ひかるさんに、モデルハウス見学のメリットなどを聞きました


事前の問い合わせで見学可能

エスティケイは2022年7月、規格住宅「ZERO-CUBE(ゼロ・キューブ)」のモデルハウスを甲斐市竜地にオープン。
モデルハウスは毎月第2、第4週の土日はオープンハウスにしているので、予約なしで自由な時間にゆっくりと見学できます。
事前予約などで都合に合わせて好きな時に見学することも可能です。


相談やアドバイスも参考に

「モデルハウスを実際に見ることで、住宅や暮らし方をイメージでき、間取りや動線、外観、内装、外構、雰囲気など、家づくりに必要なポイントを知ることもできます」と雨宮さん。
「ZERO-CUBE」はシンプルな四角い箱型の建物を基本に、家族構成や暮らし方に合わせて、部屋数や収納、バルコニー、ガレージを追加するなど、自由にアレンジできるのが特徴です。
雨宮さんは「ZERO-CUBEはシンプルな商品なので、今回のモデルハウスはオプションが体感できる仕様になっています。また、キッチンやお風呂などの設備も実施に見て触れることができます」と話しています。
見学しながら、専門スタッフに相談したりアドバイスを受けたりできることも、家づくりにとても役立ちます。


インテリアや配置のヒントも

モデルハウスは家具や家電、雑貨、小物が設置されているため家具のサイズ感などが分かり、暮らし方が一層イメージできるようになっています。
インテリアコーディネーターなど専門スタッフが関わっていて、インテリアの選び方や配置も参考にできます。


モデルハウスは住宅展示場以外にもある

モデルハウスというと住宅展示場にあるものが分かりやすいですが、住宅展示場以外にもあります。
今回のものは分譲地の一画にあり、「ZERO-CUBE」の大きな看板が目印です。
外観はシンプルな四角い箱型で、外壁はシックなガルバリウム鋼板に一部がアクセントの板張りになっていてスタイリッシュさが際立ちます。
玄関までのアプローチにはサボテンやアガベといったアメリカ西部のアリゾナのような乾燥地帯をイメージして庭木が植えられ、リゾート感が漂っています。


このモデルハウスの特徴は?

このモデルハウスは、玄関部分が道路からの目線を外し、広々としたエントランスを確保しています。
広く設けた玄関ホールは、子どもがいる家庭ではベビーカーや自転車もそのまま入れることができます。
玄関を入ると左側にトイレ、その前に洗面台があります。
コロナ禍以降、玄関の近くに洗面台を希望する人が多い傾向にありますが、トイレと近い場所に洗面台を設置しているので、帰宅後とトイレ使用後と両用できます。
玄関を入ると、リビングとキッチンのどちらにも行けるような配置になっています。
さらにキッチンをまっすぐ進むと、リビングを通らずに浴室・洗面台に行けるようになっています。
これは、買い物から帰ったときに、重い荷物をそのままキッチンに運べるほか、子どもが外で遊んで汚れた場合に、リビングを通らずに浴室・洗面台に直行できる動線になっています。
キッチンの壁の裏側にはパントリーを設け、ストックしているものの取り出しも簡単にできます。


生活のイメージが膨らむインテリア

キッチンは1階の中心にあります。
対面型でリビング・ダイニングが見渡せるので、家族を見守ることができます。
キッチンには家電や調理器具、カトラリーなどが置かれ、家族みんなが集まれるように配置されたリビング・ダイニングにはソファやテレビ、生活雑貨などが本当に暮らしているかのようにコーディネートされているため、生活をそのままイメージできるようになっています。
ソファやいすに座り、部屋の大きさ、窓からの日差しを感じることもできます。
大きな窓の外にはリビングからつながるウッドデッキ。
洗濯物を干したりバーベキューを楽しんだり、さまざまな使い方をイメージできます。


子どもが遊べる小上がりの和室

リビング・ダイニングから小上がりにして和室を設置。
小上がりにすることで別空間となります。
小上がり部分は腰を掛けるのにちょうど良い高さで、つい座り込んでしまう居心地の良さ。
子どものいる家庭では和室の人気が高く、客間としてだけではなく、子どもが遊べるスペースとして活用できます。
和室にはカウンターを設け、ワークスペースに。子どもたちが勉強できるようにもなっています。
壁は白くし、スクリーンがなくてもプロジェクターで直接映像を投影できるように。
参考にしたい工夫がたくさんあります。
2階へはリビングイン階段で上がれますが、スチールの手すりを壁にすることもできるといいます。
階段下はワークスペースや収納として活用できます。


開放的な屋上バルコニーを体感

このモデルハウスは夫婦と子ども2人の家族構成を想定し、2階は夫婦の寝室とウオークインクローゼット、子ども部屋2つを設けています。
寝室はそうじのしやすい和紙製の「和紙畳」の上にマットレスベッドが置かれ、ホテルや旅館のよう。
落ち着いた雰囲気であると同時に、子どもと一緒に寝る場合には、ベッドから落ちることのないようにといった安全性も考慮しています。
圧巻は広々とした開放的な屋上庭園です。
周囲の視線を遮るように高さ2.4㍍の壁を設け、プライベートゾーンを確保。
アウトドアリビングやガーデンスペースとして、バーベキューなどを楽しめるほか、ジャグジーでは露天風呂気分を味わえます。
屋上空間に段差を付け、富士山や南アルプス、八ケ岳を眺望できるようにもなっています。
モデルハウスはハウスメーカーによるさまざまな仕様や工夫が施され、家づくりのヒントがたくさん詰まっています。
家族で訪れることもできるので、それぞれの暮らし方のイメージがつかめるでしょう。

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