• ジタクの自慢 2022.11.25

暮らしやすさと「映え」両立したジタク

方体をいくつも組み合わせたようなフォルムをモノトーンでまとめたスタイリッシュな外観。山梨市内に建つF邸は、9月に完成したばかりの注文住宅です。庭には常緑樹「シマトネリコ」がシンボルツリーとして植えられ、さわやかな緑色がアクセントになっています。


メーカーと相談重ね、理想を具体化

F邸はこだわりが詰まった木造2階建て。夫婦共働きのFさん(36)と妻のAさん(30)、長男(7)、長女(3)の4人暮らしで、Fさんの実家の庭を活用して建てた住まいです。写真共有アプリ「インスタグラム」を日常的にチェックするなどおしゃれや流行に敏感なAさんが主体になって家づくりを進めました。
高気密・高断熱性能など家族が快適に暮らせることに加えて「インスタ映え」も重視したというAさん。予算や敷地が限られる中、地元の工務店に約2年にわたって相談に乗ってもらい、一つ一つ理想を具体化していきました。荷物を抱えていても開錠しやすい「スマートドア」の玄関を開けた先には、外観と同じくモノトーンでまとめたスタイリッシュな空間が広がります。


白基調のLDK やわらかな自然光差し込む

家族の一番のお気に入りは一階にあるリビングダイニングキッチンだといいます。清潔感のある白を基調にやわらかな自然光を取り込む大きな掃き出し窓を設置。収納がたっぷり付いた箱型アイランドキッチンやペンダントライトには黒を選択。リラックス感を保ちつつ適度に空間を引き締めました。窓から1㍍ほど離れた場所に塀を設けることで、光を取り込みつつ外からの視線を遮る工夫も施されています。

「子どもが成長しても顔を合わせる機会が少なくならないように」(Fさん)と階段はリビングに設置しました。踏み板の大きさに変化を付けてデザイン性を高めたほか、外で遊んだ子どもが手を触れても汚れが目立たないように壁紙を一部グレーに変えるなどして、「映え」と実用性を両立させています。


造作収納でコスト抑えすっきり感キープ

共働きのため、効率化した家事動線もこだわりポイント。洗濯機と高性能のガス衣類乾燥機、乾燥機に適さないおしゃれ着用の物干しを設けたランドリールームを作り、ファミリークローゼットと直結させました。洗濯、乾燥、収納が最小限の移動で完結し、家事時間の短縮につながっています。Aさんは「外干しの必要がなく花粉を気にしなくて済む点でも助かっています」と話します。

「ごちゃごちゃした印象にはならないように」(Aさん)と、壁紙や家具などの色合いは家全体を通して白、グレー、黒で統一。夫妻共に衣装持ちで子どものおもちゃも多いというF邸ですが、ウオークインクローゼットや随所に設けた造り付けの収納を活用して、すっきりとした印象をキープしています。
「物の置き場所をあらかじめ決めておきたい性格なので、想定に合わせて収納を作ってもらいました」とAさん。部屋の雰囲気にぴったりと合う収納家具を探すのは手間がかかることに加え、相応の家具を購入するより大幅に安価で済んだといい、「家具を置かない分スペースも広く使えます。頼んで大正解でした」と笑顔で振り返ります。

 空間をすっきりと見せる工夫はお風呂にも施されています。浴室内に棚を置かないで済むように磁石が付く壁を採用。シャンプーやボディソープ、リンスはスタイリッシュなデザインのマグネット容器に移し替えて壁に貼り付けることで、さながらホテルのような雰囲気を演出していました。


額縁のような窓から富士山の絶景

 2階には、将来の子ども部屋やゲストルームとして使う予定の洋室3室、ウオークインクローゼットと隣接する寝室、バルコニーなどを設けました。寝室には富士山や果樹園、甲府盆地の夜景を切り取る、額縁のような正方形の窓を配置。「思わず写真を撮って自慢したくなるような景色」(Aさん)が楽しめているといいます。

 このほかにも、天井まで届く縦長の形が特徴的な「ハイドア」や、間接照明を用いてシックな雰囲気にしたトイレなど、綿密に打ち合わせを重ね、デザインや実用性など可能な限り理想をかなえたF邸。壁の縁の角を取って丸めることで、モノトーンでまとめたスタイリッシュな空間に温かみをプラスするなど、細部にまでこだわりが徹底されていました。
住み始めて約2カ月が経過し、家族は「大満足」と口をそろえます。Aさんは「これからこの家で時間を重ねていくのが楽しみです」と夢を膨らませていました。


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