• DIY芸人への道 2024.06.12

第9回「エアコン室外機カバー」

「また今年も暑い夏がやってくる」

山梨の夏は暑い。
これはもう山梨県に住む皆さんなら誰もが知っている周知の事実。

毎年、夏には毎日のように日本のどこが1番暑かったのか。そんなニュースも流れる。
山梨県が気温日本一になると「マジかよー。勘弁してくれよー」と思う反面、全国一になれないと「ムカつく。もっと暑くなれよ!」と、神様も狼狽える自己矛盾を抱えている、それが山梨県民だ。
そんな盆地がなせる技をこの夏も発揮されるに違いない。
そこで問題になるのがエアコンの稼働だ。最近の電気代は、上っているウナギを追い抜かさんばかりと、グングン上昇している。

そんな状況をどうやって乗り切るのか。

最近はそればかり考えて、夢の中でも電気料金が襲ってくるほどだ(嘘)。

そんな嘘をつきたくなるほど事態は深刻なのです。

できる限りの対策をと家族で話し合った結果、エアコン効率を上げよう!と相成りました。

設定温度を下げ過ぎないのはもちろんだが、やれることはまだある。
それはエアコンの室外機を直射日光から守ることだ。
ということで、第9回の今回は、「エアコン室外機カバー」を作ってみたいと思います!

少しでもエアコンを過保護にして、フルパワーを出していただこうという狙い。(写真①)
それでは、今回の材料と道具はこちらです。

写真①

<材料>

  • 30mm角材 2000mm(2本) 、850mm(4本)、720mm(2本)、 350mm(4本)

  • 板:90mm×915mm(14本)

  • 木部油性ペンキ(ホワイト)

  • 木用ねじ(ブロンズ)・・・51mm、65mm

<道具>
電動ドライバー・ペンキ用ハケなど

ここから作成していきます。


①設計図を作る

非常にザックリとした設計図を描いてみた。(写真②)

写真②

② 角材で骨組みを作る

角材をそれぞれの長さにカットします。(写真③④⑤)

写真③
写真④
写真⑤

それを使用し、ネジで止めて骨組みを作りました。(写真⑥)

写真⑥

しかし、ここで問題発生!!
組み立てて、一見出来ているように見えても、実はガタガタ。(写真⑦)

写真⑦

その理由は、キチンと直角に角材同士を留められていないこと、さらにカットした角材の断面そのものも斜めになってしまっていました。

(そりゃ、接地面がズレるに決まっている)
角材を自分でカットしようとしていましたが、これが本当に難しい! このまま進めることは出来ないと判断し、泣く泣く一旦バラすことに。
再度、細かく切れるノコギリと直角に留められるコーナークランプを購入し試すことに。(写真⑧)

写真⑧

更に、ここで救世主がっ!
知り合いの工務店さんが、工場(こうば)を貸してくださることに。
そこは、水平が取れているテーブルもあり、しっかりとねじを打つことが出来るように!

ああ、幸せ!!気持ちいい!!(写真⑨)

写真⑨

ということで、改めて先に進むことができ、骨組みが完成。(写真⑩)

写真⑩

③ 骨組み・板に防腐防虫剤を塗る(写真⑪⑫⑬)

写真⑪
写真⑫
写真⑬

実は先日いしい家にシロアリが発生し、庭に置いておいた材木がやられていたのです。

それを防ぐためにも今回は、キチンと防虫します。


④ 貼り付ける板をカットする(写真⑭)

写真⑭

天板や棚にするための板を慎重にカットしていきます。

こちらも切断面が斜めにならないように気合を入れます。


⑤ 板にヤスリをかけ、表面を滑らかにし、固定する

電動ヤスリを使っていますが、これが結構大変な作業でした。(写真⑮⑯)

写真⑮
写真⑯

⑥ペンキ(ホワイト)を塗る(写真⑰⑱)

写真⑰
写真⑱

いしいは、これまでもペンキを塗る時は、2度塗りをします。

余裕があれば、しっかり色を入れたいので3回くらい塗る場合もあり。

以上で、完成!!
実際に室外機に設置してみました。

どうですか?(写真⑲)

写真⑲

妻が帰宅後、すぐに見せると「凄い!カワイイ!ありがとう!」と言ってもらい、大満足ないしいでした。
今後は、棚の部分にプランターなどを掛ける予定です。

これで今年猛暑が来てもエアコンに頑張ってもらいます!

では、また次回のDIYもお楽しみに。


いしいそうたろう

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
山梨住みます芸人

失敗しないシタク