• DIY芸人への道 2023.09.25

第7回「コンポスト」

「ゴミはどこへ行くのでしょう?」

生きるということは、ゴミを生み出しているということ。その生み出されたゴミは、一体どこに行くのでしょう?
かくいう私には、家のゴミ袋をまとめて近所の集積場まで持っていくという役割がいしい家で与えられています。
以前まで可燃ゴミと不燃ゴミくらいしか意識がありませんでした。

しかし最近は家のすぐそばにエコステーションなるものがあるので、ゴミだと思っていたものが、「資源」として実はまだまだ活かせるということに改めて気づかされました。
その気づきのおかげで、今はせっせとペットボトル・プラ・紙・ビン・牛乳パック等々仕分けをし、いかに可燃ゴミの量を減らすことができるかということに、密かに挑戦し続けております。
そんな折、ゴミ清掃員として活動もしている芸人・マシンガンズ滝沢さんの言葉を聞き衝撃を受けました。それは、
「およそ20年で日本全国のゴミの埋め立て場・最終処分場が満杯になり、ゴミを埋め立てできなくなる」
ということ。

ゴミは、消えてなくなるのではなく、確実に着々とこの地球上に溜まっているのか!と恐ろしくなったのです。
そんな気持ちを胸に色々と調べてみたら、コンポストなる物を見つけました。
コンポストとは、「堆肥」や「堆肥をつくる容器」のこと。家庭から出る生ゴミなどの有機物を微生物の働きを活用して発酵・分解させることができるんだそうです。
ただ堆肥を作っても、それを活かせる畑がない・・・。
そんな心配をしていたら、黒土を使うと分解をしてくれるし、その土が増えることはないらしい。これはいいじゃないか!と相成りました。
ということで、いよいよ今回の本題。
「黒土のコンポスト」を作ろう!

それでは、今回の材料と道具はこちらです。

<材料>

  • 黒土・・・36L
  • 厚み12mmの合板
    • (前側)W595mm×H280mm(1枚)
    • (後側)W595mm×H340mm(1枚)
    • (底面)W620mm×H280mm(1枚)
    • (横面)W280mm×H280mm(2枚)
  • ポリカ波板
    • W650mm×H340mm(1枚)
  • 30mm角材
    • (ポリカ波板枠用)620mm×2本・220mm×2本
    • (後面用)340mm×2本
    • (前面用)280mm×2本
    • (底面用)280mm×2本
  • ねじ・・・30mm×26本・50mm×4本
  • 傘釘・・・14本
  • 蝶番・・・51mm×2個
  • 防腐塗料

<道具>
電動ドライバー・トンカチ・カッター・キッチンバサミなど

では、ここから作成していきます。
今回、角材をカットの為、固定する作業台も購入しました。(これ、便利です!)


①角材とポリカ波板を必要な長さ・本数分カットする

角材は、作業台を使い、電動ノコギリでカット。
ポリカ波板は、キッチンバサミでカットすることができます。


②それぞれの板に防腐塗料を塗る

野外に設置するので、今回は全ての板・角材に防腐剤を塗ります。

写真①

③蓋になる部分の枠組み・屋根をつける

電動ドライバーで、枠組みを作ります。
その後、ポリカ波板を傘釘で止めます。
※ただ、この時今回の最大の失敗に気がつきました。それはポリカ波板の向きです。いしいは、波を横にしてしまいましたが、正しくは縦でした。皆さんはお間違えなく・・・。

写真②

写真③

 


④箱の部分を作成し、後面の角材に角度をつける

前面・後面にそれぞれの角材をとめる。
天板の角度をつけるために、後面の角材に角度をつけます。

写真④

⑤側面をつけ箱型にする

写真⑤

 


⑥蝶番をつけ、天板をとめる

※今回は、底の面と囲い部分は止めていません。今後くっついていた方が良いと思ったら、ボンド等で止める予定です。様子を見ます。

写真⑥
写真⑦

⑦箱が完成したら、黒土を入れる


以上で、完成です!!
ここに日々出る生ゴミを投入していきます。毎日入れるので、入れる場所をずらしていくと良いです。
ちなみにこんな感じで入れてみました。

20cmほど穴を掘り、そこに生ゴミと黒土を混ぜながら入れます。
その際、若干の水も合わせると良いらしい。後日、黒土にいる微生物が分解してくれ跡形もなくなるとのことです。それを見るのが楽しみです!
皆さんも是非、ゴミを少しでも減らす暮らしをしてみてはいかがですか?
では、また次回もお楽しみに。


いしいそうたろう

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
山梨住みます芸人

失敗しないシタク