• DIY芸人への道 2022.02.25

第3回「猫のハンモック」

「猫だって優雅にゆらゆらしたいに決まっている」

そんな言葉が頭に浮かんだ今回のいしいです。実は、我が家には、「うららん」という名前のそれはそれは可愛い茶トラの雌猫がいるのです。御年14歳。
人間で言えば70歳は超えているというおばあちゃん猫なのです。
人間の70歳は、まだまだおばあちゃんじゃないわ!という声も聞こえて来そうですが、お許しください。


とにかく、割と長く生きている猫であります。 「犬は人につき、猫は家につく」という言い習わしがあるほど、家を大事にしている猫でありますが、愛猫うららんは、我が家にやって来てからこれまで都合4回の引っ越し(東京2カ所・山梨2カ所)を経験しています。
おちおち家についている場合ではなかったと思わせるほどです。
これまで過保護とはいかないまでも、結構色々と快適な空間を作って来たのではないかと思っておりました。

しかしここに来て、より一層快適で優雅な日常を過ごしてもらいたいと思うようになったわけです。

そんな折、ふとインターネットで見かけた「猫用ハンモック」。
「ハンモック」そのものは、いしいの達成したい人生の目標の100位内、いや50位内の中には食い込む、いしいの描く成功者の証(?)でもあったのです。

しかし今の我が家には、人間サイズのハンモックは置けない。否、猫用であれば、いしいや娘たちが散乱させているオモチャ等をしっかり片付ければ置けないこともない。
いや、置けるはずだ!そのくらいは片付ける習慣をつけねばと立ち上がったわけです。

そうして今回のDIYは、「愛猫のためのハンモック」に相成りました。
それでは、今回の材料と道具はこちらです。

<材料>

  • パイン材(mm) ※パイン材とはマツからとれる木材のこと
    ※購入したのは、下記のパイン材(ここから切り出し)
    • 1820×45×18・1820×18×18・・・1,674円(税込)
      • 600×45×18(2本)
      • 300×45×18(6本)
      • 310×45×18(2本)
      • 600×18×18(2本)
  • ビンテージワックス・・・2,178円(税込)
  • フェイスタオル&バスマット・・・220円(税込)

<道具>

ノコギリ・インパクト・手袋・紙ヤスリは、私物使用。
今回、新たに購入した道具は無し。

では、ここから作成していきます。


①木枠(パイン材)を切り出していきます。

材料に明記した長さに切り出します。思えば、ノコギリを手に持った姿も、様になってきました。(写真①②)

写真①
写真②

②切り出した木枠を紙ヤスリで軽く削ります。

主に、ノコギリで切った面に紙ヤスリをかけます。(写真③)

写真③

③木枠にビンテージワックスを塗り乾かします。

木の木目などの素材感を損なわずに自然な経年劣化を感じる仕上がりになるそうです。
ペンキとは違って、木材の表面の保護になり、通気性を損なわず、素材感を際立たせることができるとのこと。(写真④⑤)

写真④
写真⑤

④ワックスが乾いたらタワシ・タオルで拭きます。

ワックスが取れない程度に優しく拭き、艶を出します。(写真⑥⑦⑧)

写真⑥
写真⑦
写真⑧

⑤木材で、枠組みを組み立てます。

パーツ毎に組み立てますが、それぞれの長さがあるので、間違えないように慎重に。釘やビスは、内側から打ち込むようにしました。 (写真⑨⑩⑪)

写真⑨
写真⑩
写真

⑥ハンモックになるタオルを小さな釘で止めます。

これも内側になるように止め、猫が引っかからないようにします。(写真⑫⑬)

写真
写真

⑦中央にタオルを重ねます。

単純に、二重構造にして、フカフカさを演出してみました。
以上で、完成です!!(写真⑭)

写真⑭

今回は、家族でもある猫の為にハンモックを作ってみました。
結果は、、、全く見向きもしてくれません!!ビックリです!!あんなに苦労して作ったのに!!

家族とはいえ、そこは猫様。人間の思惑に従うほど簡単ではありません。
とりあえず、部屋の隅に置き、お猫様が乗ってくれる日をそっと待つハンモック様でありました。

では、また次回もお楽しみに。


いしいそうたろう

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
山梨住みます芸人

失敗しないシタク