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DIY芸人への道 2021.12.09
第1回「三角シェルフ」
「DIY芸人になるんだ!俺は!!」
まず叫んでみました。失礼しました。こんにちは。山梨住みます芸人のいしいそうたろうです。
何故、早々にこんな叫びをしたかと言いますと、こちらのジタクのシタクで、連載をさせていただけるということで、一念発起して随分と根の生えた腰を力一杯あげてみようと試みたわけです。
それと言うのも、誰にも言っていませんでしたし、自分すらもすっかり忘れていたのですが、
実はその昔、小学生だったいしい少年は、
「将来は大工さんになる!」
と言って、金槌とノコギリを持って、ただただ木材を切っては、何を作るかも考えずにトントン、トントンと釘でつなげ、いびつで何物でもないオブジェのような、題名をつけたとしても「無題」となりそうなヘンテコな作品を作りあげていたのであります。
(アレらは、いったいどこに行ってしまったのだろう・・・)
そんな当時のいしい少年は、家を立てる大工さんの鮮やかな手捌きや、カッコよさに痺れるほど憧れていたのです。
時は過ぎ、巷のお父さん方が何かを作成することを「日曜大工」と言っていた頃から、誰かが「DIY(DO IT YOURSELF)」とオシャレに呼ぶようになり、その響きも相まっていしいに沸々と「そう言えば、何かを自分の手で作りたい!」と言う想いにコッソリと火を灯したわけです。
ここまでいしいが「DIY」をするに至った経緯をやたらこねくり回して説明致しましたが、要は「作るの大好き!」と言うことです。
とはいえ、何十年もそういったことから離れていたところからのスタートです。 まずはインターネットを使い、「DIY初心者 簡単」で検索。すると出るわ出るわ、様々なDIYがいしい目掛けて押し寄せてきました。
その中から、「簡単」「1日で作成」「オシャレ」「疲れない」「でもカッコイイ」と言うキーワードをポイントに血眼で探しました。
すると超初心者のいしいに相応しいDIY作品が出てきました。それが・・・『三角シェルフ』です!
この三角シェルフ、ナント!「すのこ」を使い、金槌も釘も使用せず女性の方でも無理なくチャレンジでき、部屋をオシャレにグレードアップしてくれるという優れものなんです!
DIY芸人への道を踏み出す第一歩として、これ以上ない一品です。
早速、材料と道具を揃えに、ホームセンターに向かいました。
今のホームセンターは、DIYの初心者向け商品がたくさん並んでおり、何でも手に入ります。
今回の材料と道具はこちら。
<材料>
- ヒノキすのこ(6枚板)・・・1,580円×2
- アンティークペンキ(ピーコックブルー)・・・980円×2
- 蝶つがい(2つ入り)・・・168円
<道具>
- ゴム製ハンマー・・・196円
- はけ・・・128円
- 手袋・・・178円
- 合計5,792円
※ノコギリ・ドライバー・紙やすりは、私物利用
ざっと、こんなもんです。どうですか?ものすごく物も少ないでしょ?
さあ、ここから作成開始です!手順を説明します。
①すのこを棚板用パーツと土台用パーツに分解
まずは、6枚板のすのこをノコギリで、土台用パーツのもとになる4枚板×2と、棚板用パーツになる2枚板×2に分離させます(写真②、③)。
その後、ゴム製ハンマーで、4枚板の両端2枚が残るように中の板を外します。
板が割れないように様子を見ながら、少しずつ叩いて外すのがポイント。(写真④)。
無事板が外れてはしごのような見た目になったら、土台用パーツも完成です。外した板のうち2枚は、棚板用パーツに流用するので捨てずに取っておいてください(写真⑤)。
②紙やすりで、断面を滑らかに磨く
市販のすのこなので、すでに板は滑らかですが、ノコギリで切った断面は削れていたりするので、磨いた方が良いです。(写真⑥)
③パーツをペンキで塗装する
横や隙間もしっかりと塗ります。(写真⑦)
※今回のペンキは、速乾性で乾きも早かったです。乾かすのが1番時間かかるかもしれないので、ここで一服するも良し。
④土台用のパーツのてっぺんに蝶つがいを2つ取り付ける
板の側面に付けるため幅が狭いので慎重に。(写真⑧)
※今回のすのこは、ヒノキで柔らかかったので、ドライバーで簡単に付けられました。はしごが二つ合わさり、脚立のような見た目になります。
⑤パーツを組み立てて完成
脚立の脚を広げて自立させ、足場に引っ掛けるように2枚板×2と、①で取っておいた2枚の板を3段の棚になるように差し込めば、完成!!(写真⑨、⑩)
ハッキリ言いましょう。簡単です!超簡単です!そして、何よりとても素敵です!作成時間も、2時間ほどです。早いです。
そして今回の色は、妻が選んでくれました。やはり設置する部屋との調和が大切なので、家族に相談するのが良いと思います。
1人で勝手に張り切ってしまうと、せっかく作ったのに微妙な反応をもらい、「もうヤダ!ヤラナイ!」と拗ねてしまいます。それは避けてください。くれぐれも。マジで。
我が家の場合は、この三角シェルフを居間にある出窓の所に置きました。
ここは、今まで何も無い空間で少し寂しいデッドスペースだったので、丁度いい感じになりました。
そこに家族の写真と小さめの観葉植物などを置きました。そこはかとなくおウチがオシャレカフェになった気分です(写真⑪、⑫、⑬)。
と言うことで、こんな感じでゆっくりとスタートした「DIY芸人への道」。
今後もいろいろなDIYに挑戦し、道を切り開いて参りますので、お付き合いください。
いしいそうたろう
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
山梨住みます芸人