• ジタクの自慢 2022.04.15

子どもが伸び伸び成長するジタク

甲府市内のS邸は今月完成したばかり。住宅街の中で、細長い板を重ね張りした「ラップサイディング」工法を採用した外壁がひときわ目を引きます。真っ白い壁と黒い窓枠、ウッドデッキの木目との調和が、モダンな欧風住宅といった雰囲気を醸し出しています。

Sさん(35)は妻(35)、2歳の娘、愛犬と暮らしています。「木のぬくもりを感じながら、子育てしやすく、子どもが伸び伸びと成長できる家にしたいと考えました。妻と共働きなので、なるべく家事の負担を少なくできるように心掛けました」と、思いを語ります。


収納量たっぷりのシューズクローク 

玄関を入ると左側には大きな一枚鏡があります。外出時に身だしなみのチェックができる上、この鏡が引き戸になっていて、開けると約4畳のシューズクロークへ続きます。

中には靴やコート、子どもの外遊び道具をはじめ、場所を取るスーツケースやSさんの趣味のキャンプ道具などを収納。いずれはここに冷凍庫も設置する計画だといいます。


LDKはくつろぎのスペースに

リビングへ通じるドアを開けると、新築ならではの木の香りに包まれます。Sさんが特にこだわったリビング・ダイニング・キッチン(LDK)は約25畳の広さを確保しました。無垢材の床と、リビング部分だけ一段高くした「折り上げ天井」を板張りにすることで、リラックス感を高めています。

リビングとダイニング南側の掃き出し窓を開けると、縁側のように設置したウッドデッキと一続きになり、一層開放感のあるスペースが広がります。Sさんが思い描く子どもが伸び伸びと遊び、家族がくつろげる場所を実現しました。


シックな中に、木のぬくもりプラス

家事をしながら子どもの様子を見守れるように、キッチンは対面式を採用。キッチン設備をはじめ一つ一つ印象の異なるペンダントライト、シーリングファンなどは黒色を基調にシックにまとめる一方で、カウンターや戸棚、ダイニングテーブルなどを木製にすることで、空間に温かみを付け加えました。

「子どもが成長しても外出や帰宅を把握し、声を掛けやすいように」(Sさん)と考え、階段はリビング内に設置しました。折り返し階段の途中には大きな窓を付け、北側でも外光が入り明るい雰囲気に。階段の脇にはリモートワークなどに使える約1畳の書斎も設けました。


壁紙、タイルの工夫でおしゃれに

トイレ内には北欧の壁紙を、手洗い場にはおしゃれなタイルを貼り、絵本の1ページを切り取ったような空間が生まれました。Sさんは「娘が楽しみながらトイレトレーニングをしてくれるのでは」と笑顔で話しています。

失敗しないシタク