• ジタクのブログ 2023.10.13

アシナガバチが庭に巣を作ったらどうする?駆除の方法は?

皆さんは、ジタクの庭にハチの巣を作られてしまったことはありますか?

私はこれまでに2回、アシナガバチに作られてしまったことがあります。
「スズメバチじゃなくてよかった」
「アシナガバチなら自分でも簡単に駆除できそう」
と思う方もいると思いますが、刺されると危険です。
そして、とても痛いです。

私の経験、駆除のプロから教えていただいた話を踏まえ、ハチの対処法やプロに駆除を依頼するとどのように対応してもらえるのかを、ご紹介します。


目次


わが家の庭にアシナガバチが!

6月下旬、子どもを連れ、家族で公園に遊びに行こうと車に乗ると、庭にハチのような虫が、何匹も行き来していることに気が付きました。
そのままよくよく観察していると、脚が長く、フラフラと飛んでいたため、アシナガバチだと分かりました。

アシナガバチは庭のウッドデッキの下の方から出たり入ったりしているように見えました。


アシナガバチに刺されたことありますか?

私とアシナガバチには因縁があります。
小学校2年生の時、マラソン大会当日、体育着の長ズボンを履くと、太ももに何かに刺されたような激痛が走りました。

「痛い痛いっ」
あまりの痛さにズボンを脱いで確認しようとするともう一カ所刺され、転げまわりました。
ズボンの中から出てきたのは1匹のアシナガバチ。
洗濯した際に長ズボンの中に入り込んでしまっていたようです。

その日は刺された箇所に薬を塗って、マラソンを走りました。
(昔はハチに刺されても気にされませんでしたが、今の時代は休ませてもらえるのでしょうか?)

悲劇はこれだけではありません。

小学校4年生の時、トイレに行ったあとハンカチで手を拭くと、左手の中指と薬指の間の辺りでチクリと刺されたような激痛を感じました。
ハンカチを見ると、またもやアシナガバチが入り込んでいて、私の手を刺したようでした。

それ以来、私は母親をはじめとする洗濯物を取り込む人を信じられず、服を着る際には必ず一度裏返しにしてハチがいないか確認し、タオルやハンカチをたたむ際にはハチが付いてないか裏表を確認し、洗濯物を取り込むときにはすべての洗濯物にハチが付いていないか確認し…
と、毎回細かく確認しています。

アシナガバチとの出会いで、私の人生は変わったのです。


アシナガバチに巣を作られないようにするポイントはゴールデンウイーク!

実はこの3年前にもアシナガバチが庭に巣を作ったことがありました。
プロの業者さんに駆除してもらい、怖いのでどうすれば今後ハチに巣を作られないかを聞きました。

ポイントは、ゴールデンウイークです!

女王バチはゴールデンウイーク前後に巣を作る場所を探し、作り始めます。
つまり、まだ女王バチが1匹のうちに見つけることができれば、殺虫剤を使って素人でも駆除することができそうです。

ですので、私は毎年ゴールデンウイークになると軒下、シャッターの隙間、ウッドデッキ周辺など、雨がしのげてハチが巣を作りそうな場所を細かくチェックします。

ハチの活動時季は春から秋ですが、巣を作る時期は決まっています。
このゴールデンウイーク前後で巣を作っていなければ、それ以降に巣を作られることはないそうです。(もちろん、餌を探して飛んでくることはありますが)


それでも作られてしまったら、アシナガバチの巣駆除を依頼

今回ももちろんゴールデンウイークにパトロールをしましたが、見逃してしまいました。
やはり、素人なので巣を探すのもそんなに簡単ではありません。

ハチの巣があるような予感は少し前からしていました。
庭を見ていると、アシナガバチがよく飛んでいました。
当初は「よく見るな~。餌を探しに来たのかな」と思っていましたが、連日飛んでいることに気が付き、前回巣を作られてしまった経験から「近くに巣がある気がする」と感じていました。

実家の父は、実家の庭にできていたアシナガバチの巣を自分で殺虫剤を使って駆除した際、左手を刺され、真っ赤になって腫れていました。
子どものころ刺された恐怖心もあり、「やはり今回もプロにお願いしよう」と、前回もお願いした「スズメバチ駆除のサイトウ」(南アルプス市)の斉藤昭二さんに電話をしました。

すると、今日中に来てくれるとのことでしたので、斉藤さんの到着を家族で心待ちにしていました。


アシナガバチの巣を駆除するプロの技

斉藤さんは到着すると、まず巣がある場所を確認。
ウッドデッキの手前側ですが、雨が掛からない下部にあり、分かりにくい場所にありました。

「やはりアシナガバチですね。ハチの数はまだそれほど多くないと思いますよ」
そう言うと防護服に身を包み、虫取り網とビニール袋と、ある秘密兵器を手に巣に向かいました。

その秘密兵器とは、「粘着テープのようなものが木の棒の先に付いている道具」です。
詳しい名前が分からずすみません…。

斉藤さんは巣に近づくとこの道具を使い、周囲を飛んでいる働きバチを次々と粘着テープに付けて身動きが取れないようにします。

その後、巣をビニール袋で包んであっという間に駆除。

最後に巣に戻ってきたハチを粘着テープに付け、作業は終了しました。

殺虫剤は全く使いませんでした。
その理由は、アシナガバチは巣の外側にくっついているので、そのまま殺虫剤をかけると一気に大量のハチが襲い掛かってきたり、近くにいる人を刺したりすることがあるためだそうです。

さすがプロです!


初めて間近で見たスズメバチ

うちの2歳と4歳の娘たちはハチに興味が湧いたようで、斉藤さんに次々と質問していました。
わが家に来る前には、別のお宅でスズメバチの巣を駆除したそうで、スズメバチの巣や生きたままビニール袋に入っていた女王バチを見せてくれました。

やはりアシナガバチよりも大きく、迫力があります!

そちらのお宅も見つけたのが早かったようで、まだ小さい巣でした。
早く見つけられると巣が小さく、働きバチの数も少ないので危険も少ないですね。


アシナガバチがいなくなり、平穏が訪れる

斉藤さんにアシナガバチの巣を駆除してもらったため、これで安心して外に出ることができるようになりました。

そして、わが家には変化がもう一つ。

娘たちがハチに興味を持ち、あれこれと調べるようになったのです。

プレゼントした「危険生物」の図鑑を眺めたり、テレビでスズメバチの巣を駆除する番組を食い入るように見たり。

ハチが庭に巣を作るのは怖いですが、娘たちが興味を持つきっかけになったのであれば、プラスの出来事だったのかもしれません。

ただ、来年こそは巣を作られないよう、ゴールデンウイークのパトロールを強化します!

※アシナガバチ、オオスズメバチの写真は斉藤昭二さん提供

(ポテとうさん)

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