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ジタクのブログ 2023.04.17
部屋の湿気対策・湿気取りのポイントを徹底解説!
世界的にも降水量が多く「豊かな水の国」と言われる日本。
その反面、梅雨や冬などは屋内に湿気が溜まりやすく、カビやダニが発生する原因になる場合もあります。
湿度の高くなる季節も快適に過ごせるよう、湿気対策の考え方、方法をご紹介します。
目次
湿気対策が特に必要な梅雨と冬
梅雨の時期は平均気温が上がると共に雨が多く降り、お部屋に湿気が溜まりやすくなります。
また、意外と湿気が溜まりやすいのが、冬です。
暖房を使う事で、室内と外の気温差によって結露ができ、部屋の中に湿気が溜まりやすくなります。
湿気はカビや細菌、ダニなどの害虫が発生する原因に!
湿気が多すぎる(多湿)の状態が続くとカビが発生したり、細菌が増殖する原因になります。
またダニやムカデなどの害虫が発生しやすくなってしまいます。
カビは汚れになるだけではなく、匂いの原因になります。
また、カビやダニの死骸や糞などを吸い込む事でアレルギー症状の原因になるため、快適に暮らすためにも、健康のためにも、湿気対策が重要になってきます。
部屋のちょうどいい湿度(適湿)は?
厚生労働省が定める基準によると、住宅にとって最適な湿度は40%~70%とされています。
参考リンク(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/
これを目安に、湿度計などで湿度を確認し、多湿すぎる場合は湿気対策を行っていきましょう。
湿気対策の方法
湿気対策には、毎日の心がけで簡単にできるものから、各種道具を使うものまで、いろいろな方法があります。
一つ一つご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてください!
窓を開けて空気を入れ替える
最も基本的な湿気対策ですが、とても効果的なのが、窓を開けて空気を入れ替える(換気する)事です。
ポイントは、2か所以上の窓や扉を開ける事。こうする事で、空気の通り道を作る事ができます。
押し入れやシンクの下など湿気が溜まりやすい場所も、扉を開けて空気を入れ替えると、より一層、換気の効果が高まります。
サーキュレーター、エアコンのドライモードを使った湿気取り
風通しが悪い部屋では、サーキュレーターを使って空気を循環させ、除湿を行うという方法があります。
サーキュレーターを使う際は、置く位置も重要です。
窓の近くに置く事で、外気が家の中に入る空気の流れを作る事ができます。
エアコンに搭載されているドライ機能も、湿気取りに活用する事ができます。
ドライ機能は、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の方式があります。
【弱冷房除湿】
弱冷房除湿は、エアコンが取り込んだ空気を冷やして除湿し、そのまま部屋に戻す方式です。再熱除湿と比べると、少し肌寒く感じられる事があります。
【再熱除湿】
再熱除湿は、エアコンに取り込んだ空気を冷やして除湿した後、空気を適温に暖めて、部屋に乾燥した空気を戻す方式です。
適温の乾いた空気を部屋に戻すため、快適度が高くなりますが、弱冷房除湿に比べて電気代が高くなる場合があります。
エアコンの除湿方式については、商品ごとに方式が違い、2つのモードを使い分けられる商品もある他、上記以外のメーカー独自の除湿方式もあるので、ご自宅のエアコンや、購入予定の機種について、除湿方式を確認しておくと良いでしょう。
古くて新しい湿気対策アイテム「竹炭」!
MK2010, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
竹炭とは、竹を人為的に炭化させたもので、燃料として用いられる木炭など、他の炭とは違い、生活補助用品として、古来より用いられてきました。
竹炭の表面には、極小の気孔が無数に空いており、この気孔が湿度や匂いを吸着・吸収してくれます。
多湿な時に湿気を吸い取ってくれるだけではなく、空気が乾燥気味になってきた時には、
逆に蓄えた湿気を放出するという調湿機能を持っており、その効果は半永久的とも言われています。
湿気が溜まりやすい場所に、カゴなどに入れた竹炭を置いておくと、湿気取りに効果を発揮してくれます。
重曹はクローゼットや下駄箱など、密閉空間の湿気取りに便利!
重曹の正式名称は「重炭酸曹達(ソーダ)」。
成分は炭酸水素ナトリウムで、その水溶液は弱アルカリ性の性質を持っています。
食用の重曹は「ふくらし粉」として、お菓子作りなどに用いられてきました。
また、台所の汚れを落とす掃除用具としても、最近注目を浴びています。
この重曹、実は湿気取りにも活用する事ができます。
ただ、重曹自体の除湿能力はそこまで高いものではないので、基本の換気や他の方式と組み合わせながら、スポット利用するのが良いでしょう。
湿気取りのために重曹を置くおすすめのポイントは、
クローゼットや下駄箱、トイレなど密閉された、湿気や空気が滞りやすい場所です。
湿気は下の方に流れるので、空き瓶などに入れた重曹をクローゼットや下駄箱の床面に置くと良いでしょう。
お部屋の湿気対策・湿気取り まとめ
お部屋の湿気対策・湿気取りのための方法をご紹介してきました。
基本的な空気の入れ替え、換気をこまめにする事は、シンプルですがお金をかけずに、効果的にできる湿気対策です。
サーキュレーター・エアコンなど家電製品から、竹炭・重曹など、物自体の物理的特性を活かした方法など、湿気対策があります。
湿気が多い季節には、お家やお部屋の特性、それぞれのスポットに合った湿気対策を行って、快適に過ごせるようにしていきましょう。
文:ジタクのブログ担当 しろうさぎ