• ライフスタイル NEW 2025.05.18

農機具で作業効率アップ!専門店が選び方のコツ紹介

 農作業を効率的に進めるには、農機具があると便利です。中古農機具の買い取り・販売・修理を手掛けるユタカ農機(甲斐市竜王)では、大型のトラクターやコンバインから小型の管理機まで常時100台以上を展示・販売しており、武川豊社長は「農機具を安全に使用して、野菜づくりを楽しんでください」と笑顔で語ります。
 武川社長によると、近年は家庭菜園を始める人が増えており、農機具の相談や問い合わせが急増。特に定年退職した人や女性の来店が多く、中古農機具のニーズも年々高まっているそうです。家庭菜園なら手で押す歩行型の小型管理機が1台あれば十分で、アタッチメントを装着することで、耕うんだけでなく畝立てやマルチ張りなど、さまざまな作業ができるものもあります。

 農機具は畑の広さや土質、作付品目などにより、適する機械が異なります。特に土の硬さは農機具選びにおいて重要なポイント。土が硬い場合は軽量の管理機では耕すことができないどころか、機械自体が跳ねてしまい危険な場合も。コンパクトで軽量なもの、重量があって安定性に優れているもの、深く耕せるものなど、機械の性能を理解した上で自分に合うものを選ぶことが大切です。武川社長によると、一度購入してみたものの使用環境に合わず買い替えるために来店する人も多いそう。不安な場合は、各店舗のスタッフや専門家に相談してから決めましょう。

 農機具の使い方を丁寧に指導することを心掛けている武川社長は「農機具は重くて扱いづらいイメージがありますが、性能も操作性も安全性も年々向上しているので安心して使ってほしい。長持ちするように1年に1回はメンテナンスをしてください」とアドバイスしています。小型の管理機であれば大きな事故が起こる可能性は低いですが、それでもけがをしてしまう人は多いので「操作に慣れてくると自己流になってしまいがち。油断せず、基本に忠実に、正しい使用法を心掛けてください」と呼び掛けています。

 同社では、農機具の販売のほか、草刈り代行や木の伐採を行う「くさかり事業部」のサービスも受け付けています。店舗の営業時間は午前9時から午後6時。問い合わせは同社、電話055(244)2052。

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