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ライフスタイル 2023.11.24
地表の熱留めるカーポート 気温低下防ぎ、凍結ストップ 冬支度・カーポート編
車のフロントガラス凍結対策
冬の朝、通勤などで自動車を使う人にとってフロントガラスの凍結は厄介な問題です。
凍ったままの状態では前が見えず、事故を起こす危険性があります。
市販の解氷スプレーを使ったり、布などでフロントガラスを覆っておいたりして対策することもできますが、自宅の駐車場にカーポートを設置することで、凍結を防ぐことができます。
エクステリアの施工を手掛ける「フォーカルポイントK」(甲斐市)によると、冬は日中温められた地表の熱が夜になると上空に逃げ、気温が下がります。
そうすると空気中の水蒸気が冷やされ、フロントガラスの凍結につながります。一方、カーポートは屋根があることで地表の熱が上空に逃げずに留まり、気温が冷え切らないので凍結を防ぐことができるそうです。
カーポートは屋根素材の種類によって
- ①ポリカーボネート
- ②スチール製折板
- ③アルミ
―の三つに大きく分けられます。
ポリカーボネートは半透明な素材で光を通すため、日中は明るく、デザイン性も高いです。
スチール製折板は強度や耐久性が高いですが光を通さず、日中は暗い印象になってしまいます。アルミはポリカーボネートと強度は大きく変わりませんが、一層スタイリッシュな印象になります。
「以前はポリカーボネートを選ぶ人が多かったですが、2014年の大雪以来積雪に強いスチール製折板を選ぶ人が増え、今では半々ぐらい」(同社担当者)だといいます。
同社の中込雄紀課長は
「カーポートは冬場だけでなく、雨天時の自動車の乗降でぬれなかったり、真夏に車内温度の上昇を和らげたりと、さまざまなメリットがあります。ぜひ設置を検討してみてください」
と話しています。