• 山梨移住のススメ NEW 2026.09.28

山梨で暮らすならどこ?「理想の暮らし」から考える移住エリアの選び方

 

「山梨県への移住に興味があるけれど、具体的にどこに住めばいいか悩む…」という方も少なくありません。山梨は比較的コンパクトな県ですが、エリアによって気候や環境、街の雰囲気は少しずつ異なります。最適な移住先を選ぶために大切にしたいのが、「どんな暮らしをしたいか」という視点。今回は、移住を検討している方の「理想の暮らし」を軸にして、県内の移住候補地をエリア別にご紹介します。

利便性と暮らしやすさのバランスなら「峡中・峡西エリア」

まずは、「移住しても、生活利便性が高いエリアで暮らしたい」という方のケース。峡中(きょうちゅう)エリア(甲府市、甲斐市、中央市、昭和町)、峡西(きょうさい)エリア(南アルプス市)がおすすめです。

 県都・甲府を中心としたこのエリアには、山梨の人口・経済が集中しています。多くの企業が立地するほか、イオンモール甲府昭和(昭和町)やコストコホールセール南アルプス倉庫店(南アルプス市)をはじめとした商業施設も充実。特定機能病院(※1)の山梨大学医学部附属病院や、高度救命救急センターと総合周産期母子医療センターを備える山梨県立中央病院(いずれも甲府市)など、高度な医療へのアクセスができることもメリットです。

 また甲府駅からは、JR中央本線の特急列車「あずさ」「かいじ」、山梨交通・京王電鉄バスの高速バス「竜王・甲府~新宿線」などで、東京都内へも容易にアクセスできます。

 ※1 「高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院」として、厚生労働大臣が認めた病院。山梨では山梨大学医学部附属病院のみが承認を受けている。

 

果樹園に囲まれ、山梨らしい風景の中で暮らす「峡東エリア」

ぶどうや桃の畑が広がり、ワイナリーがそこかしこにある、そんな「フルーツ王国山梨」ならではの環境で暮らしたいなら、甲州市・笛吹市・山梨市からなる峡東(きょうとう)エリアをおすすめします。

 甲府盆地の東側、日本遺産「葡萄畑が織りなす風景」の舞台となっているこの地域は、果樹栽培を中心とした農業が盛ん。傾斜地に果樹園が広がり、甲府盆地を一望できるような隠れたビュースポットも多くあります。

 甲府にアクセスしやすい距離で、国道20号、中央自動車道などクルマの便が良いのも特徴。JR中央本線の石和温泉、山梨市、塩山、勝沼ぶどう郷の各駅には「かいじ」を中心とした特急列車が停車するなど、交通の面での利便性も高いエリアとなっています。

 

豊かな自然と高原ライフを楽しむなら「峡北エリア」

続いては、豊かな自然の中で高原ライフを満喫したいという方。八ヶ岳や南アルプスの山々に抱かれた、峡北(きょうほく)エリア(北杜市・韮崎市)がぴったりです。

 このエリアは日照時間が長いのが特徴で、たとえば北杜市大泉では平年値で年間2,249.2時間を誇ります。東京(1926.7時間)と比べても大幅に日照が多く、高原特有の冷涼な気候もあいまって、都市圏からの移住者に人気のエリアになっています。

 日本名水百選の「白州・尾白川(おじらかわ)」や「八ヶ岳南麓高原湧水群」など、豊かな自然が育んだ清らかな水を生かした稲作やお酒の醸造・蒸留も盛ん。アウトドアスポットも多く、自然に囲まれた田舎暮らしを志向する方におすすめです。

 

温暖な気候で、ゆったりした時間を過ごせる「峡南エリア」

 

「冬寒いのが苦手…」という方へのおすすめは、甲府盆地の南側・峡南(きょうなん)エリア(市川三郷町、南部町、早川町、富士川町、身延町)です。

 東京などよりも冬の寒さが厳しい山梨にあって、峡南エリアは温暖な気候と穏やかな暮らしが魅力。南部町南部の年平均気温は15.0℃と甲府とほとんど変わりませんが、12~2月の平均気温は甲府より高く、逆に6~8月は低くなっており、比較的「夏涼しく、冬あたたかい」地域です。

 また、雄大な富士川の流れがそばにあり、温暖な気候の中でゆったり落ち着いた暮らしができる穴場的なエリアと言えそうです。中部横断自動車道(新清水JCT~双葉JCT)の全面開通で、静岡方面へのアクセスが向上していることも魅力の一つです。

 

東京へのアクセスを重視するなら「東部エリア」

 

東京への通勤や、「移住しても東京とのつながりを残したい」と考えている方には、東部エリア(上野原市、大月市、都留市、小菅村、丹波山村、道志村)が有力な選択肢になりそうです。

 山梨県内で最も東京に近い東部エリア。とくにJR中央本線大月駅以東の各駅からは、快速電車(中央特快・通勤快速含む)の東京行きに乗車できます(※2)。最寄り駅から乗り換えなしで新宿・東京方面への通勤が可能です。

 道志村は神奈川県相模原市と境を接していますし、小菅村・丹波山村は東京都奥多摩町に隣接し、青梅市へもクルマで1時間程度。東京都市圏へのアクセスが良く、2拠点生活との相性も良いエリアです。

 ※2 早朝に上り2本、夜に下り2本のみ、富士急行線に直通する快速も東京~河口湖間で毎日設定されている

 

富士山のそばで暮らしたいなら「富士五湖エリア」

 

「富士山のふもとで暮らす」という夢を叶えたい方には、やはり富士五湖エリア(富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村、山中湖村、忍野村)です。

 峡北エリアに似た冷涼で穏やかな気候と、観光地ならではの活気がある富士五湖エリア。JR中央本線に直通する特急列車「富士回遊」や、富士急バス・京王電鉄バスなどが運行する「富士五湖~新宿線」で直接新宿へアクセスできる利便性もあります。

 ふと南の空を見上げれば、いつも富士山がそこにある―。そんな暮らしが手に入るのはこのエリアだけです。

 

正解はひとつじゃない。「どんな暮らしがしたいか」から考えよう

  

山梨には、それぞれ異なる魅力を持つエリアがあります。東京へのアクセスを重視する人もいれば、豊かな自然や子育て環境を求める人もいるでしょう。大切なのは「人気の地域だから」ではなく「自分たちがどんな暮らしをしたいのか」を基準に考えること。まずは気になる地域を訪れ、その土地の空気や街の雰囲気を感じてみてください。

 山梨暮らしを本格的に検討する際は、ぜひ「ジタクのシタク」の不動産検索をご覧になってくださいね。

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