• 山梨移住のススメ NEW 2026.10.19

山梨に住んだら、秋がもっと好きになる。季節の移ろいを感じる暮らしを満喫



いよいよ秋本番。紅葉狩りや山歩きなど、秋ならではの旅を計画している方も多いのではないでしょうか。ただ、東京などの都市圏からのお出かけとなると、渋滞や混雑を考慮した計画が欠かせません。実は、暮らしの中に自然がある山梨では、もっと気軽に秋を味わえるんです。通勤や買い物の途中に山の色づきを感じたり、休日の朝にふと思い立って散歩したり…。今回は、Uターン移住経験を持ち、東京・山梨の2拠点で活動するライター(富士吉田市出身)が、秋との距離が近い山梨ならではの暮らしを紹介します。

「紅葉を見に行く」のではなく、「紅葉の中で暮らす」贅沢

秋を彩る紅葉を見に出かけたい…。そう思っても、紅葉の名所と言われるスポットは大混雑。山あいへ向かう鉄道やバスは便数や輸送力に限りがあり、道路が狭く渋滞しやすかったり、駐車場へ入るまで長い時間がかかる場合もあります。

県内には、甲府市の昇仙峡(しょうせんきょう)や山梨市の西沢渓谷など、多くの紅葉名所が存在し、観光客で混雑するスポットもあります。一方で、地元住民にとって紅葉は「わざわざ見に行くもの」というより「日々の景色の中にあるもの」という感覚のほうが近いかもしれません。

山梨は自然がすぐ近くにある環境。朝の散歩道や近所の名もなき林、通勤や通学の途中で目にする山並みなど、生活のワンシーンで鮮やかな紅葉が目に入り、秋の深まりを感じられるのです。

 例えば、笛吹川沿いの万力(まんりき)公園(山梨市)。並行する国道140号をクルマで走るだけで徐々に色づく木々が楽しめますし、駐車場も無料で、園内を気軽に散策できます。韮崎市にある壮大な岩壁・七里岩(しちりいわ)も、暮らしの中にある紅葉スポット。国道20号から、赤や黄色に彩られた丘を望むことができます。

 県内の紅葉の見頃は地域によって異なり、標高の高いエリアでは10月から色づき始めます。昇仙峡や河口湖周辺では10月下旬~11月上旬、甲府市街地などの盆地では11月中旬~下旬が目安になります。

ハイキングから本格的な山歩きまで、気軽に楽しめる

秋は、ハイキングや山歩きにもぴったりの季節。ただ、つるべ落としのように日没が早まるこの季節は、早めに登山を開始しなければいけません。都内などから遠方の山に行く場合は、早朝から行動して、しっかりタイムスケジュールを組むことが必須です。

 その点、生活圏から自然へアクセスしやすい山梨に住んでいると、山へのおでかけも負担なく楽しめます。低山を含めた豊富な選択肢があるので、体力や天候に合わせて気軽に歩くことができるのです。「午前中に軽く山を歩いて、午後は家でゆっくり」「ちょっと早起きして少し長めに歩こう」など、その日の体調や気分に合わせて計画が立てられます。

 ここでは、半日で楽しめる山を少しだけご紹介しましょう。甲府市の愛宕山(あたごやま:標高423m)は、中心市街地からすぐにアクセスできる里山として親しまれています。JR甲府駅やJR金手(かねんて)駅から約40分で登頂できる登山道が整備されており、近隣の夢見山(ゆめみやま:標高439m)、大笠山(おおかさやま:標高548m)へ足を伸ばすことも可能。富士山や甲府盆地を一望できます。

 東部エリアの都留(つる)市からは、標高500m~650mの山々が連なる都留アルプスをご紹介します。富士急行線・都留市駅から徒歩10分ほどの蟻山(ありやま:標高658m)登山道から入り、富士山や市街地の景色を眺めながら山々を縦走し、都留文科大学の校舎周辺でフィニッシュ。4時間程度で踏破できるコースです。

 <参考サイト>

山梨県観光文化部観光資源課「やまなしハイキングコース100選」

湖畔を歩いて、五感で秋を味わう富士五湖の暮らし

筆者が生まれ育った富士五湖エリアには、湖と富士山を眺めながら歩く暮らしがあります。山中湖、河口湖、西湖(さいこ)、精進湖(しょうじこ)、それに本栖湖(もとすこ)からなり、それぞれ異なる表情を見せてくれる富士五湖。とくに秋は紅葉狩りやレジャーにぴったりのシーズンなので、プレジャーボートや遊覧船に乗ったり、釣りを楽しむ観光客が多く見られます。

 一方、湖周辺に居を構える住民は、湖畔を歩いてただ景色のなかで過ごす贅沢を味わっています。おすすめは早朝の湖。静寂に包まれ、神秘すら感じます。一面朝もやに包まれる日もあれば、風が凪いで「逆さ富士」を望める朝も。ただ散歩しているだけで、自然の中で生かされていると実感する、息をのむような美しいシーンに出合えます。

 今回は、湖畔を気軽に歩ける遊歩道をいくつかピックアップします。まずは、山中湖自転車歩行者道。東岸の「山中湖交流プラザきらら」付近から、北岸を経由して西岸の山中地区まで、ウォーキングできるルートが確保されています(その他区間の整備も進行中)。散歩中に白鳥に出くわすこともしばしばです。

 河口湖畔も、ウォーキングトレイルの整備が進んでおり、歩きやすくなっています。北岸にある大石公園など、観光スポット周辺は多くの観光客で賑わいますが、長浜地区や勝山地区などの西岸エリアは比較的静かに歩けるでしょう。

秋を心から楽しめる暮らしを、山梨で。

燃えるような紅葉に酔いしれて、山の上で爽やかな秋の空気を思い切り吸う―。そんな体験が日常生活の延長にあるのが、山梨移住のメリットのひとつです。秋を楽しむために予定を立てるのではなく、暮らしのなかで季節を味わえる。その積み重ねが、日々の豊かさにつながっていくのではないでしょうか。

 今回は紹介しきれませんでしたが、笛吹川・釜無川、桂川に道志川などの渓谷、千代田湖や四尾連湖(しびれこ)、みずがき湖などの湖沼にも魅力があります。移住にあたっては、「どんな景色のなかで暮らしたいか」「どんな場所へ足を運びたいか」も、住まい選びの基準にしてみるといいかもしれません。

 山梨暮らしを本格的に検討する際は、ぜひ「ジタクのシタク」の不動産検索をご覧になってくださいね。

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