• ジタクのシタク塾 2025.03.19

ペットと暮らす家づくり 快適に過ごすアイデア紹介〈猫編〉

犬や猫などペットを飼う家庭が増えています。新居を建てる際、家族の一員でもあるペットも快適に暮らすことができるように配慮したいと考えている人も多いのでは?特に飼っている人が多い犬と猫と暮らす家づくりのポイントを専門家に聞きました。


愛猫の習性・好みに配慮 自由に過ごす空間づくり

近年、交通事故や感染症予防などの観点から室内飼育が推奨されている猫。猫が快適にのんびりと過ごすためには、猫の習性や好みを考慮することが大切です。

梁を出して高い所が大好きな猫が自由に歩けるように工夫

enduno(本社・南アルプス市寺部、遠藤博行社長)の担当者が勧めるのは、高い所が大好きな猫が上がったり下がったりして運動するためのキャットウオークを作ることです。壁にステップを設置するような本格的なキャットウオークでなくても、梁を出したり、カーテンボックスを作ったりすれば、その上を猫が移動して運動不足の解消になります。

梁を出して高い所が大好きな猫が自由に歩けるように工夫

中庭で日なたぼっこ

 好奇心が旺盛な猫には、外に飛び出さないような防止策を講じましょう。例えば玄関は内側にドアを付けておくと安心です。また、壁に囲まれた中庭を作るのも良いでしょう。安全に外で遊ぶことができ、室内に光がたくさん注ぐので日なたぼっこも楽しめます。

中庭を作ることで日なたぼっこの場所を確保

日なたぼっこスペースを作る際に、注意しなければならないのがサッシの性能です。同社の担当者は「最近は太陽の熱を遮る性能が高いガラスもあるため、日なたぼっこをする場所の窓は、遮熱性能が高すぎないものを選ぶと良いでしょう」と話しています。  

猫のトイレは、落ち着かない場所に作ってしまうとストレスを感じてしまうため、清潔で静かな場所を選んであげるのがポイントです。お勧めは、廊下の収納下に空間を作って専用スペースを設ける方法。三方を囲まれたスペースで落ち着いてトイレを使うことができるほか、上の収納に砂やシート、掃除道具などのトイレグッズを入れられるので飼い主にとっても簡単に手入れができるので便利です。空間スペースの奥の壁にダクトを設ければ、臭いを排出できて快適です。

壁材で消臭対策も

壁や柱、家具などをボロボロにしてしまう悩ましい爪とぎには、硬めのクロスを選ぶ方法や、本漆喰にして爪が入らないようにする方法などがあります。消臭機能が高い壁材もありますし、漆喰の壁は臭いを吸収したり、消臭したりする効果もあるので、好みに合わせて選びましょう。水回りに使用することが多いタイルを活用するのも手です。ただ、全てを爪とぎNGにするとストレスが溜まってしまうので、専用の爪とぎスペースを作ってあげましょう。  

専用の爪とぎ場所。ボロボロになったら交換が可能です

床も傷に強い素材がたくさんあります。店舗で使用するような塩ビタイルは、傷がつきにくいだけでなく、粗相をした時にも手入れしやすいのが特徴です。  担当者は「滑りにくい加工がされている素材もありますが、人間の住み心地を優先し、無垢のフローリングを使うのも良いと思います。猫にとっても暖かで快適です。床の傷も思い出の一つ。猫と暮らす家づくりでは、何を優先するかをよく考えて進めるといいですね」とアドバイスしています。


【猫と暮らす 家づくりの ポイント】

★キャットウオークなど高い所に遊べる場所を
★玄関などの出入り口に脱走防止策を講じる
★外を眺めたり日なたぼっこできる窓を設置
★爪が入らない壁材を使用。爪とぎスペースを確保する
★トイレスペースは静かで落ち着ける場所に

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