Restorante KOEN
□リアルヴィンテージを取り入れたリノベ
甲府中央にオープンした「ristorante koen」。インテリアにリアルヴィンテージを取り入れ、深みと本物感を演出したリノベーションを実行した。また、今回も工事内容にお客様DIYを多く取り入れ、手造り感による温かさを表現している。 エントランスは特注設計のスチール製。回転窓も設置。ノブはオンコという木をお施主様と一緒に削り、ウオールランプも設計特注。エジソン球使用で、雰囲気を出した。 デンマーク製のヴィンテージペンダントランプとブラックの六角タイル、コンクリート床面の光の反射が美しい。
■世界を目指すレストラン
厨房は木と金属、石などの素材感を生かし、ピザ窯の煙を低減するアクアフィルターという機械と煙突のメカニカルさをデザインの一部としている。上部にはクラシックコードのシャンデリア球を3つ配置。調理場が舞台になるような演出を考えている。 カウンターは天然の木製オイル仕上げ。大理石のタイルはお施主様DIY。大理石の深みのあるマットな光沢が良い。椅子は、何度も東京に行き、吟味した。木部は風合いを出すため、全て、自然オイル仕上げ。これもDIY。奥にはテーブル席。旧和室を改修し、畳をヴィンテージ木目の塩ビタイルに。壁は漆喰DIY。床の間もカウンターに改造し、天井もオイルDIY仕上げた。DIYサポートや職人さんとの工程調整など、難易度の高いプロジェクトだった。
|