3.11の2日前に完成した家 「本当に、SE構法で建てて良かった」
【基本情報】
敷地面積 135坪
床面積132m2(40坪)
構造 SE構法2階建
仕様 長期優良住宅 耐震等級3
【お客様の要望・心配事】 「家相も心配でした」
長男が小学校へ入学するタイミングで家づくりを考え始めたのがきっかけでした。
家づくりでお願いしたのは、地震に強い家とする事が第一で、大きなLDKと、そこから外に出るウッドデッキを希望した以外はお任せでした。
玄関の配置では、北側か南東か迷っていたところですが、「家相」も気になっていたので提案を見て決めようと思いました。
家に対する希望もたくさんありますが、資金的にも決して余裕があるわけでもありませんでしたので、予算に収まるかも心配しました。
【ワンポイント解説】
この土地は、奥様の実家の南側にある敷地で、南東2面道路で採光も問題なく敷地面積も十分と言える土地でした。
大きなLDKと、それに続く広めのウッドデッキを希望されていましたので、SE構法の特徴や性能を最大限使った設計を意識して計画を行いました。
2面道路の性格上、玄関位置も南東側、若しくは北東側の2つのプランを提案しましたが、鬼門など考慮した結果、南東の玄関に落ち着きました。
屋根は丸栄陶業ローマンLL40、外壁はジョリパット鏝塗り仕上げとし、外部柱型や軒天には米松材にステイン着色仕上げの木部を多用し、外観を纏めました。
40m2あるLDKから続く自慢の木製ウッドデッキの開口部には、オープンウィンのサッシュを設置してあり、引き違い戸と違いって大きな開口幅を確保することによりさらに広いリビングを感じさせる作りとしました。
【工事を終えて担当者から】
甲府でも震度5強の揺れを記録するなど、これまで経験のない地震規模となりました。
この時、お施主様は大変不安を口にしていましたが、建てる側からするとこの家は耐震等級3の家で、絶対倒壊しないことがわかっていたので慌てることはありませんでした。
「備えれば憂いなし」ということですね。
またこの家の「見せ場」は、LDKと外部を結ぶ奥行き1.8mの無垢のウッドデッキです。
掲載している写真はプロカメラマンが撮影しましたが、「通風」をイメージしたかったので、風で靡くカーテンは扇風機2台使って演出しました(笑)
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